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| 奉祝記念誌 |
太田歯科醫院
歯科
尾上町４丁目５３番地 青木町１７番地
明治の横浜手彩色写真絵葉書
歯科醫院 太田利三郎「明治五年遠州濱松の醫家太田宗伯氏移住し來りて歯科醫の門戸を張り二代薫氏を経て利三郎君に至る、 君は野州宇都宮の人、中學卒業後歯科醫學を研鑽し技巧入神の妙あり、東京に開業せしが、三十九年の頃來港して太田家を嗣ぎ、現に神奈川青木町及長者町五丁目に出張所を置き盛に診療に従事せらる、嘗て目露の戦役に際して功あり従軍紀章を下賜せらる、東京歯科醫學専門學校同窓會幹事及び神奈川懸歯科醫師會理事として奔走盡力せらるること少なからず、其他諸般の衛生及び醫事に關して其普及發達を計りつつあり、君明治十一年を以て生る、年歯尚ほ壮、前途の有望期すべきなり、」横浜成功名誉鑑
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