奉祝記念誌 |
鳥菊(支店)
鳥料理
青木町碧海橋際(2299)
明治の横浜手彩色写真絵葉書
鳥料理鳥菊 河西米作 尾上町2丁目24番地「近來メキメキと賣出した『鳥菊』は恐らく當り屋中の白眉であらう、初め常盤町の二丁目で雛肉の切賣ス-プの配達などをやり出したのは三四年前て、次第に盛大に赴くと共に昨四十一年頃から今の處へ轉じて鳥料理を始めたので、主人が勉強家で女将が機轉者と來て居るから、勢ひ繁昌せぬ譯には行かぬ、料理屋てはヲツクウだし牛屋では餘りお粗末だとの中間を行つて、手軽で甘く喰べられると云ふ気の利いた飲食店が少い處へ目を附け特に關内の中央を選んだのも地利上よく考へたのである、主人米作君も中々隅へは置けぬ機敏な仁と謂わねばならぬ、相やきかしわ又は薩摩汁は本店の呼び物である。」横浜成功名誉鑑
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