神奈川縣案内 |
杉本荒吉商
銅鉄器械船具商
太田町2丁目38番地
明治の横浜手彩色写真絵葉書
船具塗料發明家 杉本荒吉「杉本商店主荒吉君は三州蒲郡町の人なり、明治廿一年橫浜に來り、境町三市商店の店員となり、勤三年明治廿五年相生町に獨立開業し後現所に移轉せり、從來船具塗料機械用品を以て諸官衙會社の用達を以て營業せしが、其取扱品の中ワニシ、テレメン、ボイル油等は外國より輸入すること莫大なるを慨し、專ら其防遏に腐心し、苦辛研鑚終に外品に超越する最良品を發明せり、即ちワニシには麒麟印を、ボイル油には錨印を附して商標となし、帝國鐵道院陸海軍及諸會社一般の用品として納付せしに頗る聲評を博し、終に海外にまで其販路を擴張するに至れるは實に偉大なる功と云はざるべからず、君別に支店を東京芝口一丁目十五番地(電話新橋四三八八)に設く、君年齒今や知命、朴實の資慧敏の質愈々老熟の境に入る、前途の隆運豫期すべし、」横濱成功名誉鑑
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