廣島屋
旅館
本町5丁目70番地(494)
明治初年に野毛で開業し尾上町へ移転、明治15年(1882)本町に店を構えた。回漕業や移民の宿泊なども取扱っていた。
明治の横浜手彩色写真絵葉書
廣島屋 井澤吉五郎「乗船せんと欲して波止場に近く乗車せんと欲して停車場に接し會社商店の重なる者は大凡本館の付近にあり繁栄故なきにあらざるなり」京浜名家総覧職業
廣島屋旅館 井澤吉五郎「古くより繼續せる大旅舘の一なる廣島屋は明治初年の開業なり、店主井澤吉五郎君の先代は神奈川驛の出身にて初め野毛にて營業せしが、明治十年尾上町三丁目に轉じ、十五年再び現所に移る、鐵道全通前の繁盛は非常のものなりしと云ふ、其後東京神田小柳町に支店を設け、令息佐吉氏に本店を譲りて、君は現今東京にあり、本店の業務は回漕業を兼ね及び移民の宿泊等をも取扱ひ、關内旅宿業組合の服行事を務め、又移民宿泊業組合の協議員として同業中に重望あり、君本年六十一歳、東京信用銀行及東京製氷株式會社の重役として令聞あり、」横浜成功名誉鑑
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