荒井屋牛肉店 伊勢佐木町

 荒井屋あらゐ牛肉店
牛肉店
伊勢佐木町2丁目14番地
明治の横浜手彩色写真絵葉書

荒井屋牛肉店 荒井半七君「伊勢佐木町通りで勉強の飲食店と云へば、料理であらゐ牛肉屋でも『 あらゐ』と先づ第一に指を屈せられる牛肉店の荒井屋は、主人を半七君と呼び明治十三年の生れで、牛鳥肉西洋料理を主とし、安いのと甘いので客を呼んで居る、初代は東京府下大森の人伴兵衛と云ひ、青物鶏豚肉等の販賣を 業とせしが、明治初年當地未開の頃前途の發展を期し、明治七年來りて現業を開き多年斯業の改良進歩に勉め、同業者の未だ多からざる時なりしかば、名刺二つながら 併せ得て二十八年五十九歳を以て物故せられた 、半七君遺業を繼續して益々精勵怠らず、特に雇人の選擇及使用に長じ、 勤續十數年に亘ルものも珍らしからず、雇人又皆能く家風を體し、客人の應待懇切鄭重を極め益ます家運の隆盛を助く、商賣繁昌の素因蓋し此邊に存すルものか」横浜成功名誉鑑

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