神奈川縣案内誌 |
中澤彦吉酒店
酒店小売
尾上町6丁目83番地
明治の横浜手彩色写真絵葉書
「奴利屋と號す。尾上町六丁目『金線サイダー』の發賣店なり。店舗廣からずと雖も商業盛大なり。」横浜遊覧商業案内
奴利屋酒店 中澤福三郎「灘銘酒の覇王たる菊正宗の一手捌、清凉水の白眉金線印シャンピンサイダー及最上醬油ヒゲタ印の特約發賣店たる大江橋通りの奴利屋商店は、横浜に於ける斯界の巨擘とす、同店は東京南新堀一丁目中澤彥吉氏が明治八年頃より創始せられし老舗にて、南仲通に支店あり、關の内外に顧客を有して其手廣き商業振に名聲嘖々として全市を壓す、現主福三郎君明治十二年生は常に凉濱兩店間を來往して店務を監督し、橫浜に於ける營業支配人としては若原松太郎君其任に當り叉敏腕家の稱あり、近來時勢に鑑み、一般日本酒醬油卸小賣の外、洋酒食料品をも併せて販賣し、旭日冲天の勢あるは感服の外なし、」横濱成功名誉鑑
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