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| 現代之横濱 |
石原菊太郎
紙類兼茶商
戸部町３丁目６９番地（１１２０）
横浜 手彩色写真絵葉書 図鑑
紙類兼茶商 石原菊太郎「先代保右衛門氏は山梨縣西八代郡市川大門町の人、紙類販賣を業とす、明治三年郷里を辭して當市に來り現所に開店し、家産漸く成りしが、明治九年四十六歳にして永眠せらる、菊太郎君其後を嗣ぎ明治十二年更に茶販賣を兼ね、滿腔の熱心を以て家業を奮勵し、家運日に月に隆盛に赴き、名聲を博するに及び、明治二十七年區會議員に選ばれ、次で衛生組長となり、明治三十一年戶部貯蓄銀一行創設以來其取締役となり、後叉橫濱米穀株式取引所理事に選ばれ、超へて三十八年市會議員に推され今尙ほ其職にあり、其他市内道路開鑿等に際し地所金品を寄せ、多大の私財を投じ公共事業に貢献したる功偉大なるに依り、金銀木杯賞狀等を受領せる事前後數回に及べりと云ふ、君は安政六年九月の誕生なり、」横濱成功名誉鑑
石原菊太郎「君は甲州の人、性極めて検素節を持すること堅実なり、紙并に茶の販賣を業とす、嘗て市会議員となり、現時巨万の富を有す。」現代之横浜
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