横濱商品取引商報 |
絹屋鈴木賢吉
蠶絲外四品取引所仲買
南仲通4丁目69番地(560)
明治の横浜手彩色写真絵葉書
鈴木賢吉 本町3丁目46番地「更紗形絹手巾の製造賣込を以て成功せる絹屋商店鈴木賢吉君は東京深川の產、生家は雑穀商にして明治六年横濱に來り、絹物輸出業の先覺椎野正兵衛氏の店員となり、よく其呼吸を吞みこみたれば、十八年に至り獨立して現在の店舖を開くに至れり、爾來結果は頗る良好に、新案の加工品の如き大に外人の歡迎を受け、業務は次第に繁榮に赴けり、廿八年に至り商業會議所第一期の議員に選ばれ、又本町外十三ヶ町の區會議員に推さる、横濱電氣鐵道會社發企の一人となり、其他銀行及取引所等に活動を試みられしが、近來感ずる所ありて専ら自家の本業に留意して、熱心に前途の發展を企圖されつつあり、」横濱成功名誉鑑
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