近江屋商店
皮革直輸入店
弁天通1丁目13番地 境町2丁目40番地
明治22年(1889)境町で開店。明治35年(1902)弁天通に移転した。
明治の横浜手彩色写真絵葉書
皮革直輸入近江屋商店 宮下金次郎「日露の役市内の皮革業者は軍需納品に熱狂せる際、虚心平氣顧客の需要に背かずして克く販路を擴張せるもの宮下金次郎君の誤らざりし營業方針にして、又近江屋皮革店の確乎たる地盤を作りし所以なり、二十二年境町一丁目、三十一年太田町一丁目、三十四年相生町一丁目、其翌年辨天通一丁目、四十年現所と轉々せる同店の履歴は、一步々々進境を示せるものにて、目下本店は皮革類直輸入を主とし、別に辨天通に支店を置き靴鞄類を販賣せり、宮下君は神奈川縣平塚町東仲町の人元治元年の出生なり、十一年太田町二丁目近文洋品店に入り、謹直出精主人を輔けて二十二年獨立す、君性忍耐力に富み思考深く、叉洗考を思ふの情厚し、現に近文洋品店の幼主を補佐し、昔日の恩に酬ふるの意を致す、寔に感ずべき人格と云ふべし、」横濱成功名誉鑑
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