長養軒ビリヤード店 港町


長養軒
高等球戯場(ビリヤード場)
港町4丁目22−23番地(528)
明治の横浜手彩色写真絵葉書

長養軒 一木長作「室内の清潔華麗は勿論割烹の善美なる優に内外人の愛顧を博するに足り殊に玉突場の設あれば一日の清遊に左も妙なり」京浜名家総覧職業

ビリヤード長養軒 一木長作「飄輕て快活でしかも愛嬌に富む一木長作君は玉突主人として最恰好なる人であらう、明治二十年の交鐵の橋に鞍馬山といふ玉突場があった、名からして奇拔であるが成程下手だと思っては到底出掛けられぬか這般の場所に這入る人の常てある、此の呼吸を見て取りたはさすがは慧眼である、君は牛肉店も開いて傍ら一基の玉臺を据付けたか、兩商賣は面白くないなんでも 客に娛樂を與へるには専門に限ると、大舊發で明治廿七年に牛肉店を廢して全部を玉突場に改善して、紳士が高等の遊戯場として慚かしからぬ設備に改めたから、非常の繁昌て晝夜とも戞々の響絶ゆる隙かないとは驚き入った手際である、軒主は甲州北駒郡新富村の生れで十七才の頃出濱し、種々の營業を試みた結果、最後に現所で牛肉店を開き、次て球戯場となったのである、」横浜成功名誉鑑

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