横浜 手彩色写真絵葉書 図鑑
1900-1920 明治〜大正 古絵葉書・古写真・古書籍・古地図より
宇都宮回漕店 相生町
宇都宮回漕店
運送業
相生町6丁目99番地
明治30年、宇都宮家
六男の金之丞は
弁天通6丁目の「宇都宮運送店」を次兄徳蔵に任せ、銀座通りに「宇都宮回漕店」を設立、大正4年12月には相生町に支店をもった。
一方、徳蔵は「宇都宮運送店」から「宇都宮徳蔵回漕店」とし 「宇徳運輸」へと発展させていく。
明治の横浜手彩色写真絵葉書
下の絵葉書は
「宇都宮回漕店」とあるので、金之丞の銀座店か
宇都宮回漕店
宇都宮德藏君 「
回漕業者中最も手廣く最も確實なるは宇都宮回漕
店に指を屈すべく、同業者中最も熱心に最も活動
せるは盖し宇都宮德藏君なるべし、一般の海陸運
送を手廣く扱ふ點に於て、數多の船舶を所有し多
くの支店を有し、幾多外國汽船會社の代理店たる
點に於て、それ等一切を説明し盡せり、輸入器械
類の取扱及稅關貨物取扱は本店の特色として同業
者間に頭角を顯はせり、支店は
東京芝區芝口、同京橋區東港町、
名古屋停車塲前、大阪梅田停
車塲前、神戸稅關構内、北海道室蘭港海岸町、
の六ヶ所にあり、代理店は
英一番汽船會社、
コンス商會汽船會社、
ピーオー汽船會社、バ
タフイルド、エンド、スワイヤ商會汽船會社
の四を扱ふ、店主宇都宮德藏君は鹿兒島市の人、
明治二十二年當地に來り、二十四年八月現所に開
業して現在に至る、年齒正に五十八歲、」
横濱成功名誉鑑
奉祝記念誌
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