野沢屋絹商店 弁天通

野澤屋絹店
生糸絹綿織物及加工品
弁天通2丁目29番地 30番地(240)
明治の横浜手彩色写真絵葉書

「辨天通に於て絢爛目を奪ふ店舖の一は豪商茂木保平君の絹商店なり、觀光外人等の上陸するや、肩摩轂擊の雜沓を極め、競ふて此の店舗を訪はざるを耻とするが如きの觀を呈す、刺繡入夜會服琥珀刺繡の手巾及び日本衣服支那服より、靴下寢衣膚衣提物紙入屏風ビヂャマ等に至るまで、何れも外人の嗜好に投じ且非常の廉價を以て買収し得らる、便利あるに由る、又同商店の絹反物及び木綿縮は是又久しく世界の市場に馨價を保ち、日本野澤屋の名歐米大陸の都市に於て知らざるものなしとは又盛ならずや、同商店は初め呉服店内に設けられしが、業務の發展に連れ特別の一部として現在の店舗を設くるに至りしなり、」横浜成功名誉鑑

野澤屋 茂木保平「呉服類の外洋服を販賣して愛顧者日に増加せり物品の仕入に吟味を加へ頗る實着と廉價を以て商略となし斯界に雄名を轟かせり」京浜名家総覧職業


murray

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