フェリス女学校
山手町178番地
アメリカ婦人宣教師キダーにより明治8年(1875)開校した
横浜 手彩色写真絵葉書 図鑑
英語女塾の起原 私立フェリ ス和英女學校「明治三年伊勢山に英語女塾を開き、八年五月百七十八番に移し、十四年現所に移轉して更に校舍を增築す、是フェリス女學校歷史の一片なり、本校はタッチリフォーム傳道會社の附屬にして米人フェリス氏の創設に係る、現今は校長イ、エス、ブース君、副校長ミセスブース、敎頭岩佐琢藏氏、舍監奥山有志氏以下內外敎授二十名にて分擔す、程度は高等女學以上の専門學校に屬するものなれども、未だ文部省の認可を受けず、本領とする處は女子として眞自覺を與ふるにあり、基督敎主義の徳育は眞生涯の基礎を造くるにあり、本邦固有の精神を發揮するにあり等とす、今日迄卒業生を出す實に千有餘名に上り、出身者は英語と音樂とを以て最長所とすといへり、されば時勢の要求に應じて入學志願者每期應募人員を超過し止むを得ず入学を拒絶するの盛況を呈し居れり、」横浜成功名誉鑑
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