河合組靴店
靴店
靴店
伊勢佐木町1丁目10番地(1936)
明治の横浜手彩色写真絵葉書
「米国邊りでは靴を買ふのに誂へる者は殆ど無く、皆出来合を買うのであって、高い價で尊い時間を費さ無いようにしてゐるから誂へる者とては千人に一人位であるさうだ。河合の店風は此米国流に則ってゐるので、誂物よりは利は薄いが今迄の如く餘計な日数と高價なのを除いて、多種多形のものを作って置き足さへ持って来れば直ぐ間に合ふ様にして、一般の便利を計り男子、夫人、小児等の手縫ひ出来合靴を製造してゐる。米国の五號より七號半迄あるのに倣つて、甲より丁迄の種類を作り最高が六圓五十銭最低が三圓五十銭であって、短靴は一圓安にしてゐる。開店したのは卅年四月で、短日月の割合に賣込んだ店である。」実業之横浜
横浜貿易新報 |
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