神奈川縣案内誌 |
長久舎
ミルクホール
太田町1丁目1番地(1629)
明治の横浜手彩色写真絵葉書
最も整備せるミルクホール 望月長一「瀟洒たる店舗、清潔なる器具、加ふるに周到なる待遇を以て洽く世人に喧傳さるゝは、長久舍ミルクホールなり、店主望月長一君は靜岡市の人卅七入年役に從軍して功あり勳七等に叙せらる、戰役前より橫濱に在り、明治三十五年率先してミルクホールを開き、兼て牛乳販賣業を營み、刻苦精励、純良なる牛乳を顧客に供給せんとに腐心せしが、位置の良好なると時勢の要求に適したる爲めか、且つ君の熱心と勉強との結果、顧客日に加り益々繁盛を極め、令や模範的ホールの目あり 、昨年二月牛乳販賣營業組合を組織するや、君推されて副組長の任にあり、其他卅六年中組織のミルクホール組合には、今猶其副長として斡旋されつゝあり、君は明治八年の生れにして今茲に三十五歳、前途の進運更に期すべき也、」横浜成功名誉鑑
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