天金天麩羅料理店 伊勢佐木町

神奈川縣案内誌
天金
天麩羅
伊勢佐木町1丁目10番地
明治の横浜手彩色写真絵葉書

横濱の天金 辻村鐡三郎「天金主人辻村鐡三郎君は氣負の江戸ッ子氣質、材料と油が上等で、揚げ方に言はれぬ妙味があるのが呼び物で、横濱一等の繁盛は東京の天金にも劣らぬ勢ひ、妻君は有名な新金牛肉店の娘、明治二十二年に尾上町五丁目に開店したのが抑もで、店運の進むにつれて盆庖丁と待遇とに注意し、卅五年の頃に伊勢佐木町は目貫の一丁目に移輾した、先づ地の利を占めた上に何もかも點の打ち所がないこととて評到はいやましに加はり、今では手輕料理をも始めて相菱らず食道樂通を喜こばせて居る、主人は東京京橋南傳馬町生れのチャキチャキ、當年四十七才の男盛かり、気前のアッサリとしておまけに愛嬌のあるのが商賣以外の評判、」横浜成功名誉鑑

現在の横濱

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