栗原柿沼調胃散舗 元町

栗原柿沼商店 柿沼末三郎
薬種売薬
元町1丁目25番地
明治の横浜写真手彩色絵葉書

元町の栗原藥店 柿沼忠之助 調胃散と云ふ賣藥がある、是れは元町の栗原藥店の製造發賣に係るものである、店主柿沼君は東京赤坂區一ツ木町の生れで、明治三年頃出濱し、野毛町三丁目栗原商店に入り、十五年間勤續した、勿論黽勉と信用の功である、十八年任期滿ちて主人より特に家號を與へられ、現所に開業した、君の營業手腕は忽ち盛大に赴き、今では元町方面に於ける屈指の店舗となった、其營業種目は藥種醫科用及工業藥品、其他繪具染工料等で、各病院の御用をも承けて居る、それで君は目下横濱艸樂會の幹事で頗る公共心に富んで居る、」横濱成功名誉鑑

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