京浜実業名鑑 |
古屋商店
食料品雑貨輸出入商
元浜町1丁目5番地(1088)
明治の横浜手彩色写真絵葉書
食料品雑貨輸出入商 古屋政治郎「シヤトル市に有名なる古屋商店主古屋政治郎君は交久三年山梨懸東入代郡に生れ、幼より菓子屋仕立屋等に奉公し幾多の辛苦を嘗む、適齢入營するや軍曹に進みて満期除隊となり、二十四歳渡米し経験より彼地の裁縫店に入りて営々蓄財に力め、二十四年雑貨美術品食料品商をシャトルに開業せるが、君の熱心は軈て外人の信認を得、ポートランド、タコ マ、バ ン クーバ等各地に支店を出し、次で三十一年横濱三十五年神戸に支店を設け、都合六ヶ所と爲して飛躍を試むるに至リぬ、尚ほ三十七年本店にて郵便局公務をも取扱ひ、四十年に及んでは外人と株主に説き日本商業銀行を同地に設立せしが、現に君は其の頭取たり、當支店の營業は米、食料品及雑貨の輸出、裁縫器械及雑貨の輸入販売にて、外に米穀の卸賣を爲し業務顔る手廣し」横浜成功名誉鑑
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