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| 横浜貿易新報 |
薬局
上野町１５番地（２７５８）
明治の横浜手彩色写真絵葉書
明治の横浜手彩色写真絵葉書
聚共堂薬局 土屋七右衛門 上野町１５番地「北方方面に於て醫師の處方箋により調藥し、醫藥分業の文明的營業を開始せるは土屋七右衛門君を以て嚆矢とす、君は甲府の人明治三年の出生にして、累世賣藥家なりしが、十五歳にして父を失ひ家道大に衰ヘ艱苦の中に人となり、活潑不撓の精神は、一大决心を興して具さに螢雪の勞を積み、終に藥劑師の稱號を受く、卅八年意を决して橫濱に來り、上野町に於て私立牛乳檢査所を設けしが、經費の都合により一時中止せり、四十一年一月以降藥局專門として懇切鄭重に調藥に從事せり、資性溫厚にして邊幅を修めず、人の困苦に逢ふを見れば喜んで之れを救濟す、澆季の世多く得がたき人士と云ふべき也、」横濱成功名誉鑑
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