鏑木商店
ホワイトシャツ製造
南太田町2202番地
(2108)
横浜 手彩色写真絵葉書 図鑑
鏑木商店 兜印ホワイトシャツの特得の妙は、一枚で二枚分の使用に堪ゆる耐久性を以て専売を特許されたのである、實際其呼出しばかりではなく、一度使用せし人は決して他店製造の品を用ゐざるを以ても知ることが出来る、故に到る處の舶来小間物店に此商標を見ざることなきまでに發展したは驚くべき成功と云はねばならぬ、鏑木石作君は太田町一丁目の藤田商店に在勤中、シャッの有望なるを看破し、舶来品を防遏するは之を措て他にあらざるものと考へたから、二ヶ年間店務の餘暇に研究した結果、明治廿九年に開業する事となった、廉價にして且裁縫の親切なる上に、巧みに新聞廣告等に新機軸を出したるにより、浦鹽満韓地方及び桑港にまでも販路を広め、目下六七十名の職工日夜 繁忙を極めれるは威の外がない、横浜成功名誉鑑
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