明治38年8月30日の貿易新報
横浜会館の修繕
横浜の名物たる横浜會館が漸次各所に破損を生じ殊に彼の時計䑓の如きは大風時には動搖する有様にて頗る危険なるを以て是迄修繕の議屡々提唱せられしも何分完全の修繕を爲すには巨額の費用を要するを以て荏苒今日に至りたるが今回應急修繕として屋上の時計䑓を取拂ひ内部に小修繕を施す事となり近々工事に着手する筈なるが其費用は約四百餘圓を要すべしと云ふ

明治38年8月30日の貿易新報によると
老朽化のため時計台を取り払うという記事があるので
時計が無いのは焼失ではなく時計の撤去であり
写真は明治38年の観艦式が正しく
時系列は下記となる

明治37年(1904)9月5日   遼陽占領を祝う
明治38年(1905)9月〜10月 横浜会館時計撤去
明治38年(1905)10月23日 大観艦式

明治39年(1906)12月    横浜会館焼失
大正 元年(1912)11月12日 大観艦式

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