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| 現代之横濱 |
岡野利兵衛店
製茶海産物売込商
本町２丁目２９番地
明治の横浜手彩色写真絵葉書
岡野屋商店「製茶、海産物賣込商として有名なる大商店なり店主岡野利兵衛氏堅實なる營業方針を以て勤検倦まず資産あり信用も亦厚し。」現代之横浜
製茶賣込商の先輩 岡野利兵衛「初代利兵衛氏は靜岡縣より出でて、開港同時に製茶業を始む、文久時代には明石屋、駿河屋、川喜田などと共に岡野屋なる名は茶專門の大問屋として、英一亜米三英四などの外商等と盛に取引せし先輩なりき、二代を經て當主利兵衛君に至る、君は茶業組合創立以來の副組長にして、十九年より茶業組合中央會議所設立以來其議員に列す、日本貿易協會委員を兼ね、商業會議所議員としては創立以來今に其椅子に凭る、 關係事業には第七十四銀行橫濱貯蓄銀行、磐城セメント株式會社の重役にして横濱魚油株式會社には社長の地位にあり、名望共に重ぜらる、開港以來より連續して我横濱貿易界に盡力せる岡野君の如きは又以て土地の傲とするに足るべし、現代利兵衛君年齒四十有七、才能機略今は全く老熟の域に達せり、」横浜成功名誉鑑
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