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津久井屋旅館
旅館
本町６丁目７４番地
明治の横浜手彩色写真絵葉書
津久井屋旅舘 小林長五郎「和洋折衷式の華美なる三層樓にして、市内の旅館中有數の建物を構ふるもの即ち津久井屋なり、明治四十年の新築に係る。店主小林長五郎君は天保十三年上州伊勢崎在に生れ、明治初年横浜に出て、種々の事業に手を附けしが、刻苦勵精の末、明治十六年辨天通六丁目に回漕業を開き、二十三年三月津久井屋旅館を譲り受け以て現在に至れり、主として汽船問屋旅館を營み、日本郵船會社專屬の貨客取扱を爲し、且つ内外産牛の回漕を一手に取扱ふ、君本町會幹事及び旅館組合協議員として頗る分名あり、」横浜成功名誉鑑
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