小林桂助薬種海産物商店 太田町

神奈川縣案内
小林商店
薬種天産物海産乾物貿易商
太田町1丁目10番地(481)
明治の横浜手彩色写真絵葉書

「店主を小林桂助氏と云ふ、貿易商にして薬種、天産物、海産乾物及薄荷は有名なるものにして製造所を扇町四丁目に設け其名海外に聞ゆ。」現代之横浜

小林桂助「工業にまれ化学工藝にまれ欧米の文物輸入の今日薬種の需給を俟つ頗る多々なり本舗は唯一の薬種貿易商にして世間を稗補する鮮少にあらざるべし」京浜名家総覧職業


藥種及海産乾物貿易商 小林桂助「薄荷王と呼ばるゝ小松屋號小林桂助君は群馬縣伊勢崎町の人、弘化三年三月を以て郷里に生る、慶應二年橫浜に來り、薬種商の巨擘鳥居德兵衛氏の店に入り、多年忠實に働きしが後獨立して一店舗を開く、英人サミュルコッキング氏の東北産薄荷を購入するに際し、最機敏に取引して巨利を博し、益々進んで直輸出を開始し、歐米及支那地方にまで君の手腕の達せざる所なし、叉藥種人参及び海産物乾物類を輸出し、明治廿五年以來獨特の小松葡萄酒を賣出せしに頗る好評あり、君甞て區會議員に擧げられ、叉商業會議所議員に列して頗る聲名あり、」横濱成功名誉鑑

現代之横濱

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