清水屋飯岡啓藏薪炭問屋 柳町

神奈川縣案内誌
清水屋飯岡啓蔵
薪炭問屋
柳町4番地
明治の横浜手彩色写真絵葉書

新炭商清水屋 飯岡啓蔵「横濱燃料株式會社監査役なる飯岡啓蔵君ハ本業は薪炭卸小賣業にして清水屋と號す、君は慶應元年二月保土ヶ谷に生れ、十九歳學事を卒ふるや、太田町三丁目會田洋品店の店員となりしが、狷介なる君は一店員の小に届するを潔しとせず、薪炎の業に着眼して二十一年主家を辭し、不老町一丁目開業せるが、位置の不便を思ひて廿八年現所に輾じ、更に橫須賀若松町に支店を設け、自家の製造品を市內に卸し大に擴張を圖りぬ、また近年静岡縣下各所に薪炭製造所を設置し、品質の改良に注意して且廉價ならんことを力む、君資性溫厚公共心に富み、日露役に際し、吉柳會の一員として盡力する所多し、」横浜成功名誉鑑

横浜市商工案内

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