奉祝記念誌 |
埼玉屋細田商店
蝋燭化粧品
富士見町1丁目5番地(3140)
明治の横浜手彩色写真絵葉書
安全蠟燭本舖 細田利三郎 富士見町1丁目5番地「去る明治卅七年中吉田町に工塲を設けて、安全蠟燭といヘる新案特許の品を製出した細田利三郎君は、埼玉縣指扇村の人で明治廿三年十二歲の頃から石川町三丁目駿河屋に奉公した、十年の年期一日の如く忠實に勤め上げた報酬として、山田町二丁目に一小店を開くこととなったが、小事に忠なるものは大事にも忠で、忽ち數百の得意を得て業務も大に發展したから、本店を現所に移し叉野毛町三丁目と横須賀深田町とに支店を設置することとなった、君の性質は至極溫和で、奉公人に對する態度は最も寛大で、朝も店員より先じて起き晝は店員と共に勞働し、夜も遲く寢るといふ鹽梅で、『我身を抓って人の痛さを知る』的の使方には何れも感泣せぬものはない、是が全く君の長所で叉永年實驗の賜であらふ、本店支店とも自家製造の蠟燭の外に荒物類、化粧品等の卸問屋を營み居れり、」横濱成功名誉鑑
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