大野屋足袋店 吉田町

大野屋
足袋商
吉田町1丁目4番地
開港と同時に横浜に進出し、明治2年(1869)吉田町に移転した
明治の横浜手彩色写真絵葉書

大野屋足袋店 池上金八「大野屋足袋を以て有名なるを池上金八君とす、君の先代は江戸芝白金䑓町の人、開港後横濱に移住し、入船町と云へる所に足袋股引等の裁縫販賣業を營めり、爾来市勢の變遷と共に各所に輾じ、明治二年終に現在の位置に定住することとなれり、大野屋號は江戸時代より足袋職の老舗として著名なるものなりし、君が先代當地に開店するに當りて、顧客常に店頭に麕集し商況日に繁盛に赴けり、現代金八君は明治二十四年家督を相續し益業務を擴張し職工を増加し、大野屋足袋の名聲を失墜せざらんをのみ腐心せる結果、終に市内屈指の老舗として日に益々繁盛を加へつつあり、君は實に文久元年の生、本年四十九歳」横浜成功名誉鑑

0 件のコメント:

コメントを投稿