若菜寿司 太田町


 若菜寿司
寿司
太田町1丁目12番地
暖簾に若菜の文字がある、1番地と12番地の資料が存在するが写真の地は12番地
明治の横浜手彩色写真絵葉書

若菜壽司 笹布金三郎君「今は早昔市となりぬ、港崎町大門のほとりに若菜鮨なる 招牌の翻へるを見たり、店主は東京青山の生れ春日山栄藏氏と聞きし、當時は飲食店としては蕎麦屋位が關の山、外に見當らぬ冬枯の雪景色に若菜とるとは面白しとの洒落からして大繁昌を来たし、終には當地の一名物となりし、秋水居士と名乗る風流家が、『年もわか菜のまだはづかしく そっと手をにぎりずし』の情歌は起源が場所柄だけ以前を懐想せしものと思はる、現主人笹布金三郎君『明治十四年生』は先代の甥にて、天性溫和文藝の 嗜みあり、よく家業を守りて益々勉強し、世と推し遷りて嗜好に投するの考深く、四十幾年の老舗彌榮えに榮えゆく若菜の縁、幾千代重ぬる初春を壽く心地ぞせらるる」横浜成功名誉鑑

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