横浜館 吉田町

横浜館
勧工場
吉田町1丁目10番地
明治の横浜手彩色写真絵葉書

株式會社横浜勸業場 赤澤勇「伊勢佐木町通り二大勸工場あり、一を横浜館、一を商品館といふ、西洋雑貨、小間物、金物類、文房具、玩具、袋物、陶磁器、時計、履物、ありとあらゆる日用品手廻品を網羅し、買物に不慣れなる市人又は新來不知案内の旅客等に至大の便利と安心を與流へつゝあり、横浜館専務取締役赤澤勇君は高知縣の出身にして、明治廿二年頃伊勢佐木署に於て警官の職を奉せしか、暫くにして之を辭して某保険會社に入れり、勤勉と着實は君が性行の最長所なり、間もなく抜擢せられて取締役兼支配人となれり、 後主唱者となりて東洋物品火災保険株式會社を創立せしか、止むなき事情の爲に閉鎖せり、三十二年中此の勸業場を發企し、その取締役兼支配人に推選せられ今日に及べるなり、住宅は南太田町2174番地にあり、現時東京株式取引所仲買中島商店支配人としてその敏腕を振晴れつゝあり、」横浜成功名誉鑑

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