滝沢鰹節商店 吉田町

瀧澤商店
鰹節及乾物商
吉田町1丁目2番地(367)
明治の横浜手彩色写真絵葉書

鰹節及乾物商 瀧澤豐次郎「横濱で鰹節の三大店は相生町の松屋常盤町の若松屋吉田町の瀧澤である、瀧澤の主人豊次郎君は嘉永五年信州北安曇郡の農家に生れ、十四歳父を失なひ、廿歲で横濱に來り、野毛の三浦屋なる鰹節店に入りて商業を實習すると三年、明治十年松尾屋常吉といふ人と合同して現住所に店を開いたが四ヶ年ばかりで合同を解き單獨の商店となった是が國を去りてから七年の後であったいふ、爾來孜々營々家業大事と勵んだから、商運は次第々に發達して終には横濱の三大店と算せられ、數多の老舗を壓倒するの勢となった、君の如きは實に成功者の中の巨擘といふべきであらふ、君は嘉永五年を以て生る、」横濱成功名誉鑑

瀧澤豊次郎「土佐節の堅質なる品種を供給して濱港の重望あり各小賈舗に卸し熱心と誠實なる取引をなし諸般の便宜を計り高めんとするに熱中せり」京浜名家総覧職業

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