神奈川縣案内 |
大貫ゴム印店
本町6丁目86番地(1018)
明治の横浜手彩色写真絵葉書
日本護謨印の開祖 大貫安吉「先代安吉氏は武州大澤村の出身にして、明治十四年頃出濱、居留地十六番館に於て護談印製造を研究し、十七年に至り當地に於て現業を創む、爾來種々工夫と改良を加へて全く完全なるものを製造するに至れり、其他附帯事業として印架、スタンプインキ、コッピーインキ、インキ盤等を販賣し、特製品としては美術蒔絵板の精巧優美なるは一頭地を扱くの稱あり、冊六年中物故さる、嗣子安吉君襲名す、君は三橋家に生れ長じて渡邊文七氏の店に入り、明治三十八年大貫家の養嗣子となり遺業を職承して別に新式交房具等を加へ、商況日に益々隆盛に赴きつつあり、」横浜成功名誉鑑
大貫安吉「捺印して鮮明に使用久しき堪ゆる者はゴム印に若く者はあらず氏は本邦ゴム印の元祖にして作業の巧緻價の低廉を以て其名高し」京浜名家総覧職業
横浜商況新報 |
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