森山商会
蠶糸売込商
太田町1丁目9番地(383)
明治の横浜手彩色写真絵葉書
蠶絲屑物貿易商 森山金輔「森山金輔君幼名は浪次郎、文久二年信州長野に生る明治十年橫濱に出で野澤屋忠兵衛氏の店に入り、十二ヶ年の久しき忠勤怠らず、是れより先明治二十二年父金輔氏は矢野半次郎氏等と謀り、南仲通に森野川合名會社を組織して業務擔當社員たりしかば、君は父を助けて屑物業に斡旋せり、森野川は市内合名會社の嚆矢にして屑物界の要鎮なりき、明治卅四年君は日本絹綿紡績株式會社に入り常務取締役となりしが卅六年中同社は富士紡績株式會社の所有に移りたれば、君は卅七年五月一日森山商會の名を以て太田町一丁目に蠶絲貿易商を開店し、生絲屑物を盛に貿易し、傍ら富士紡績會社に絹綿原絲の材料を供給し、尙且同社の製造に係る絹綿及び精製紡績絹絲を専ら外商に販賣するを以て特色とせり、支配人田島啓次郎君亦學殖經驗共に深く、能く輔弼の誠を致し、業務日に勃興して益々進况に向ひつゝあり、」横浜成功名誉鑑
森山商會 森山涙次郎「我国重要物産中、輸出に適し外人の嗜好を専らとする、是亦生糸を先とす商戦場裡にある當主は機先を制するを以て之れが本領とせり」京浜名家総覧職業
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