神奈川縣案内 |
斎藤商店
洋酒食料品問屋
本町1丁目11番地
明治の横浜手彩色写真絵葉書
洋酒食料品問屋 齋藤新一郎「先代新一郎氏は明治三年の頃、會津より橫浜に來り、天涯の孤客具さに艱苦を甞む、克己自助の精神は鐵石よりも固く、よく萬難を排して雜貨を販賣せること三四年、漸く幾許の貯金を以て前田橋通りに開店す、時に明治七年の頃なりき、其後太田町に移り洋酒食料品の直輸入を開始す、爾來商勢は長足の進步をなし終に本町に新築移轉し、卅七年中五十八歳を一期として歿せらる、嗣子新一郎君猶幼なり、夫人セッ子君遺孤を愛撫し家業に精勵し駸々として益々進運に向へり、現主本年僅に十八歳、未だ丁年に達せずといへども多年同業間に推重されたる老舗なれば、現に齋藤商店の名義を以て洋酒食料品組合の幹事となり居れり、」横濱成功名誉鑑
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