東陽銀行 尾上町

東陽銀行
尾上町5丁目81番地
明治40年12月に岡野町、平沼町の大地主である岡野欣之助平沼亮三らが設立、明治41年(1908)に開行した。大正2年(1913)にはイギリス人建築家ワードの設計で本店を新築竣工、支店は小田原支店、浅間町支店、野毛町支店、神奈川出張所に設けていた
明治の横浜手彩色写真絵葉書

「明治42年の設立にかかり払込資本金四拾萬円其創立日浅きも頭取には県下富豪として知られたる岡野欣之助氏其他重役に知名の士あるが為め預金百四拾萬円を有し配当は七歩を下らざる好況に在り信用日に月に伸び市内屈指の銀行と称せらる支配人は法学士石渡又八氏にして敏腕を以て知らる。」現代之横浜

新進の大銀行 東陽銀行「岡野欣之助君平沼亮三君は共に其先人が拓植せられし岡野町平沼町の大地主として名望嘖々たる素封家なり、其經營になれる東陽銀行は明治四十一年四月二日の創業にして、岡野町に支店あり、資本金壹房圓(拂込贰拾五萬圓)、創立日猶淺きも着實なる行務と適確なる基礎とは大に社會の信用を博して今や將に衝天の意氣あり、重役諸氏は如左、取締役頭取岡野欣之助君、取締役平沼亮三君、山城銈一君、石渡秀吉君、大角惣兵衛君、監査役 梅原逸太郎君、山下喜助君、小泉穀右衛門君、」横濱成功名誉鑑

神奈川縣案内誌

現代之横濱

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