 |
| 横浜社会辞彙 |
得田医院
内科・小児科
住吉町６丁目８４番地→住吉町６丁目７８番地（１４０３）
明治の横浜手彩色写真絵葉書
小児科内科専門 得田易「國手は金澤の人、明治廿一年金澤甲種医学校卒業後實地研鑽に従事
する敷年、明治卅二年横濱に來りて開業せり、性来謙譲にして温厚の君子人なる國手は自ら進で廣告的に名を衒ふを好まず、而も豊富なる學殖と熟練なる手腕とは夙に江湖に喧傳せらる、されば門前治を乞ふ者絶えず、小見科を専門とすれども叉内科に堪能なるが故に、裁判所囑托醫として十年一日の如く熱心に執務せらる、甞て同業者間の誘導により新聞廣告をなさゞるべからざる場合に至り、止むを得ず住六庵如雷老人の匿名を以て僅かに責を塞ぎし如きは國手の性行如何を窺知すべきものとす、國手本年四十五、手腕益々圓熟に向ふ、其名望の旺盛なるは怪しむに足らざるなり、」横浜成功名誉鑑
 |
| 貿易新報 |
0 件のコメント:
コメントを投稿