会席料理店
青木町16番地(311)
横浜 手彩色写真絵葉書 図鑑
名古家料理店 間瀬トク子 青木町12番地「神奈川宿で名古家を知らぬものはないとは昔の事であるが、今でも中々盛なものである、女将は本年五十三歳愛矯と世お辞で評判な人だ、當店の縁起は二百年以前に名古屋の人によりて創められた、先祖の位牌といふのに寛永年度の文字が刻してあるのを見ても分明である、當女将は中々佛法の信仰家で、浦島寺の古像も同家に保存されて朝夕観経を欠かさない、東海道でも古い歴史があるだけ勤王攘夷の騒ぎの頃には堂々たる志士どもが窈窕たる阿矯の膝によりて天下の大勢を読ぜし珍談も少くない、物変り星移りて、䑓の眺めも昔日の如くならず、公儀の生洲も廃せられて、古くより住む人も多くは其職を換ゆる中に、只名古家のみ奮時の面影の残れるは床しきとである、」横濱成功名誉鑑
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