横浜貿易倉庫 境町


横浜貿易倉庫
倉庫業
境町1丁目1番地
明治13年(1880)貿易組合の小野光景が市役所の倉庫を借り受けて貿易商共同の倉庫にしたのが始まりで、後に株式組織に変更した。渡辺譲の設計、横河民輔の監督、建設は清水組で明治24年に竣工した。
明治の横浜手彩色写真絵葉書

木村利右衛門氏を社長に推し支配人には敏腕の聞えある高橋徳之助氏あり受託品の重なるものは生絲を最もとす払込資本金百拾 弐萬余円積立金貳萬参千余円あり営業毎期好成績にして配当は九朱を下らず前途亦 好望也」

倉庫業の權與 株式会社橫濱貿易倉庫「明治十三年時の貿易組合總理小野光景氏先見の明あり、株金二十五萬圓を募集して市役所々屬の倉庫三棟を借り受け、貿易商共同の倉庫に充てしにより、貿易倉庫の萠芽は此に肧胎す、明治廿二年に至り組合總代會は大谷嘉兵衛氏外十一名を建築委員に擧げ、廿四年四月工事に着手し十二月竣工す此建坪總計千四百坪工費金六萬七千五百餘圓を要せり、後株式組織に變更し廿五萬圓の資本金となれり、現在の専務取締役は木村利右衛門君、取締役は佐藤政五郎渡邊庄次郎田中林藏の三君、監査役は吉永仁蔵木村重太郎金子政吉の三君にして、支配人は高橋德之助君なり、」横濱成功名誉鑑

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