大日本共同運輸 北仲通 元浜町 海岸通

大日本共同運輸会社
運輸業
北仲通2丁目31番地 元浜町1丁目8番地 海岸通1丁目3番地
明治の横浜手彩色写真絵葉書

「今回回漕業者井上回漕店、松下回漕店駿州屋支店、横浜船橋合資会社及び日本遞運商会等合同の上何れも発起人となり日比谷平左衛門、平沼専蔵、村井吉兵衛、田中善助、福澤桃介諸氏外、外国商館並に清国人等百餘名の当業者も 発起人に加はり資本金五百万円を以て標題の如き会社を設立する事となりたるが右は商工業界の勃興に連れ貨物の出入益々増加するを以て此際大に輸送上の発展を企図するの目的なり附帯事業としては貸主対銀行及び倉庫と連鎖を附け荷為替金振替及び為替附貨物の保管を爲し尚進んで湾内海上保険契約を締結するの計画を立て併せて台湾及び満州方面の運送取扱ひをも爲すの計画なりと尚同社は本社を横浜に支店を全国各枢密の地に置く筈」実業之横浜

運輸業者の巨擘 大日本共同運輸株式會社「日露役終り戰後經營事業勃興に際し明治四十年七月松下回漕店、井上回漕店、駿州屋支店、船橋合資會社及遞運商會を合併し、資本金五十萬圓を以て新に輸出入及稅關貨物取扱、港內艀船業、荷爲替、倉庫、京浜間回漕業を最も正確に且つ安全に營業するの目的を以て發企されたる本社は、資本金五十萬圓、内國人入八十名外國人十四名何れも當市知名の紳商及回漕業者よりて團結されたれば、内容の完備は論を俟たず、眞に理想的の運輸會社の名に背かず、東京大川端に出張町を置き、東神奈川橫濱倉庫埋立地に特許陸揚塲を設置し、稅關同樣輸入貨物の陸揚を爲し得るの機關あり、取締役會長は大濱忠三郎君、常務取締役は井上藤太郎君、高瀨理三郎君、取締役は佐久間福太郎田中善助永松爲次郎の諸君にして、取締役兼支配人に小野彌吉君あり、監査役には山田福三郎坪井伴之助小塚榮太郎の三君あり、相談役として安部幸兵衛、エッチ、ヴィ、サンマースの兩君を有す、」横濱成功名誉鑑
明治の横浜手彩色写真絵葉書

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